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■ ウィリアム・ワイラー『ローマの休日』 (1953 米) ★★★★★
きゃはは、完全にこの夏のヨーロッパ旅行モードになっとるからね。ローマは初めてだし、いちおうちゃんと予習しておこう(*^_^*) ストーリーなんかはもう誰もが知っていて、非常に単純、他愛もない話で、全開ばりばりのアメリカ映画ですね。とてもとても能天気で、小難しいことは考えなくて済む。 で、もって公開から早や、50年。考えて見れば、ボクが初めて、『ローマの休日』を見たのは、1964年のことだから、その時にも既に10年を経ていて、名画だと言われてたもんな。どの時代にあっても、名作であり続けるのは、それは見せるためにのみ作られた映画だから。それに尽きるのです。これほど見せるための映画というのは、あとにも先にもないでしょ。 何を見せるかというと、ひとつはローマ、そしてもうひとつはヘプバーン。 ヘプバーンの可憐さにケチをつける人なんて、まずおらんでしょう。しっかり途中で髪形、長さそのものも変えてしまって、この当時にあのショートの髪形がずいぶん流行ったらしいのね。えーっと、グレゴリー・ペックとの別れの車の中でね、「あの角をわたしは右に曲がるから、あなたはそのまま消えて。。。」なんて胸キュン。最後の最後で、王女として後ろ向きになる直前に、グレゴリー・ペックを見つめるときの表情なんて、ヘプバーン可愛いーっ!とだけじゃなくて、タダモンじゃない表情を出してたなぁ。 そして、ボクが今回見ようとしてたお目当てのローマのお勉強ですが、宿泊先だったバルベリーニ宮殿、うーん、そうミーハーに徹することもないかなんて、甘く見てたけど、ヤッパリ行ってみたくなるよなぁ。まさか「真実の口」まで行かないだろうけれど、バルベリーニ宮殿はすごそうだな。セットなんかじゃとてもとても。フォロ・ロマーノ、コロセウム、パンテオン、スペイン階段、コンドッティ通り、たいがいローマの観光地と言われるのを網羅しまくって、それをまたいい絵にしてるんだもん。誰だって、『ローマの休日』を見たら、いっぺんはローマに生きたくなるって(^_^ゞ さすがにスペイン階段では、いまはアイスクリームをなめるというのは禁止らしいけどね。そしてそのような観光地ばかりじゃなくて、スクーターで暴走なんて。うーん、イタリア映画には自転車はつきものだけど、これ見ていて思ったのは、ローマで一日スクーター借りて、あちこち走るのもひとつの手だね。 ちなみにグレゴリー・ペックのアパートの住所マルグッタ通り51番地から、「あ、寝過ごした」の時計台は見えません。もうそこまで調べはついてんだから(^_^ゞ ローマの地図が頭に入ってたら、アン王女が彷徨した道順なんてむちゃくちゃというのもわかるけど(笑) でもまさか、このまごれびゅに『ローマの休日』を入れてくるとは思わなかったしょ(笑)
ROMAN HOLIDAY 監督・製作 ウィリアム・ワイラー 原作 イアン・マクレラン・ハンター 脚本 イアン・マクレラン・ハンター / ジョン・ダイトン 撮影 フランク・F・プラナー / アンリ・アルカン 音楽 ジョルジュ・オーリック 出演: オードリー・ヘプバーン / グレゴリー・ペック / エディ・アルバート / テュリオ・カルミナティ / パオロ・カルソーニ / ハートリー・パワー
★★★★★
2003年07月20日(日)
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