maggot's favorites #12



室井佑月
Piss ピス
講談社 '99.9.24



装丁見た瞬間にぴんと来るはず。
目をほそめ筋ばった咽を鳴らしておじさんはあたしのレモン色のおしっこを飲んでる。
という書き出しで始まる・・・ずばり女の描くポルノは怖い
男にはどこかテレがある。いくら卑猥なことばを用いてもどこか勃ちそうで勃たない。女の描くポルノには徹底的に行きつくしてしまおうという貪慾さがある。女だからどこをどういじればいけるのか知り尽くしてるという自信なのか、どのボタンを、それはボクだって知ってるつもり・・・
ボクは中指を第2関節まで入れてくいと曲げ手前のこりっとした部分を丹念になぞる。そのたびにケイコの体が海藻のように揺れた。
これはいま即興でボクが書いてみただけだよ(笑) ああ、この(笑)というのが男のテレなんだろうな。それが室井佑月や斉藤綾子の手にかかると、どうなるか。それは自分で買って読め(笑) ちなみにボクは公立の図書館で借りました。
「あたし最近太っちゃって」
と、突然ケイコはボクの目の前で着物の目の前をはだけた。エレベーターの中でいきなり見せつけられたケイコのからだは彼女がそう言うにもかかわらずくいっと腰がくびれたボクの好きなナイスバディーだった。
「そんなことないじゃん」
と言うボクを挑発するようにケイコは下着の中に手を入れておまんこにさわったかと思うと、そのまま脱いでしまった。
どういうわけでそう見えたのかわからないけれど、少し足を開いた間から淡い毛の下に、ピンクのおまんこが光って見えた。吸い付けられるように、Tシャツの前をたくし上げ、肌に肌をすりつけていったボクの耳元にケイコは囁くように
「ねえ、やろうよ」
「え、エレベーターの中だろ」
「だいじょうぶよ」
ボクはGパンを引きずり下ろしてケイコの股にペニスをはさませた。湿ったあたたかい感覚がボクのペニスにダイレクトに伝わってきた。
その瞬間、チンとエレベーターが着いたのを知らせる音がした。やばいっと思ってる間にケイコは着物の裾を下ろしてなにも無かったようにいま開こうとするドアのほうを向いている。その背中でボクはかろうじてGパンをひきあげ、前をとめる余裕もなくドアが開くのを見ていた。
をっと、これはこの『Piss』を読んだあと寝てしまったときのボクの夢。

2000/02/03